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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

これから自炊生活を始める人へ ②調味料編

今回は一人暮らしで自炊を始める時に常備したい調味料についてお話しします。

常備したい調味料

  • 塩…悪魔の調味料。使い過ぎに注意しましょう。
  • 砂糖…はじめは上白糖から。お菓子用ならグラニュー糖が仕上がりがきれいです。煮物用なら三温糖がコクが出ます。使い分けの詳細はまた別の機会に。

とりあえず一人暮らしを始める時にあるといいのはこれくらいです。

実際に暮らし始めてみて、料理をする時間がとれるかどうかを見極めてから、料理に使える調味料を考えましょう。

料理を本格的にする場合にほしい調味料(和食)

  • しょう油…通常のペットボトルのものは、開封後要冷蔵です。まあ、壜のものも注ぎ口にこびりついたものが変質するので、1人暮らしならペットボトルの小さめのものでいいでしょう。
  • 味噌…味噌汁だけに使う場合はだし入り味噌を使っても。炒め物や隠し味に使う場合は合わせ味噌、米味噌が使いやすいです。
  • 本みりん…日本酒で代用可。「みりん風」調味料は開封後要冷蔵です。

自分のレシピのレパートリーから、使い切れる量を考えて購入しましょう。 

料理を本格的にする場合にほしい調味料(洋食)

  • 胡椒…必需品です。炒め物系でも煮物系でも、味を引き締めるのに使います。
  • コンソメ…顆粒でも、固形でも。お湯に溶かせば簡易スープに。顆粒は炒め物に使いやすいです。価格は顆粒の方が高いですが、保存は顆粒の方がしやすいです。
  • サラダ油…炒めても揚げても、ドレッシングでも、オールマイティに使えます。(ごま油、オリーブオイルなどクセのある油と使い分けられるようになれば、さらに料理の幅が広がります)

コンソメは西洋料理の出汁にあたります。骨やブーケガルニを24時間煮込むのはけっこう大変なので、これを使うのが現実的です。

料理を本格的にする場合にほしい調味料(中華など)

ここから先はどんどん深みにはまっていきます。

中華も東南アジア料理も、しょうゆで代替できたりするんですが、本当の味はこれでないと、という調味料が山ほどあります。

  • オイスターソース…悪魔の調味料の一つです。これを入れると、なんでも中華風味になります。
  • 魚醤…香りとコクが命ですが、これを使い切るのはたいへんです。
  • カレー粉…これも悪魔の調味料です。カレー粉が入っていると、すべてがカレーで上書きされてしまいます。食欲のない季節にはあると便利ですが…
  • マスタード…ソーセージに添えたり、炒め物に使ったり。
  • 豆板醤…四川料理でよく使う調味料です。上級者向けですね。

 好みで使う調味料

  • マヨネーズ…サラダや茹で卵にかけて。炒め物に使うとコクがでます。
  • そばつゆ…ストレート、2倍希釈、3倍希釈と種類があるので、使う時はよく見て。そばつゆとしてだけではなく、煮物、炒め物にも便利。開封後要冷蔵。
  • ケチャップ…そのまま使うのはもちろん、チキンライスやナポリタンでも使います。
  • ソース…料理に使うならウスターソースが一番ですが、後付けの調味料としても使いたいなら中濃ソースの方が使い勝手はいいです。
  • 香辛料全般…なければなしで済みますが、使い始めると沼にはまります。得意料理ができたら、それによく使うものから揃えていくと、無駄な買い方をしなくて済みます。

合わせて使える調味料

この辺りの調味料は組み合わせてどんどんバリエーションが広がります。

マヨネーズ+ケチャップ=オーロラソース

マヨネーズ+そばつゆ=野菜炒め

ケチャップ+ソース=豚肉炒め

覚えておくと便利です。

調味料についての注意事項 

注意しないといけないのは、調味料にも賞味期限があります。使う頻度が少ないものを買うと、残して捨てることにもなりかねません。作るメニューと料理を作る回数を考えて購入しましょう。

液体の調味料は、常温保存可のものでも、冷蔵庫に入れておいた方がいいです。毎日使っていればともかく、三日も放置すると、注ぎ口周りに残ったものにカビが生えたり、もっとイヤな事態を招くこともあります。 

人の住まなくなった家で一番怖いのは、私にとっては流し台の下に置いてある調味料のビンなどを見ることです。くれぐれも気をつけて…

 

次回は常備したい野菜についてです。