今週のお題「自慢の一着」
「自慢の一着」といっても、ファッションセンスにはまるで自信のないわたしなので、「わたしの勝負服」ということで、仕事着を出させていただきます。
「白衣」です。
かなり使い込んである感がありますね。
アイロン掛け前なので、着用時はもう少しピンとしているのですが…
初めて白衣を身につけたのは、大学で管理栄養士を専攻して学んでいたときです。
調理の授業で着る白衣と、実験の授業で着る白衣の2枚です。
調理用の白衣はナイロンが入った、薄くて軽いものでした。
衛生上の理由から身につけるのは調理室の中だけです(そして必ず三角巾とセットで着用です)。
それに対して実験用の白衣は、厚手の木綿でずっしりと重いものでした。
こちらは使っていくうちに、実験中に付いた薬品のせいでいつの間にかあちこちに穴が開いていきます。
そもそも実験中のアクシデントから身体を守るために、厚手の生地で作られているのです。
穴の開いた白衣をちょっとひっかけて、大学内を歩くのが同じクラスの内で流行っていました。
いかにも理系!という感じで格好良かったのでした。
そんなこんなで、無事卒業して管理栄養士として仕事につくことができました。
それから職場で白衣を着続け、今は料理講習会の時はいつも白衣を着て講師をしています。
料理講習会の時の白衣はわたしのこだわりです。
講師によってはエプロン姿でする方もいらっしゃるのですが、わたしは「管理栄養士」として講師をしていると示すために、必ず白衣を着ています。
あとどれくらい、白衣を着て人前に出られるか分かりませんが、白衣はいつまでもわたしの勝負服です。