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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

子供たちがきらきらとまぶしい「子供はわかってあげない」

きょうも微妙なお天気でした。

洗濯は外に干さずに洗濯機で乾燥までしました。

4人家族のときは洗濯物が多かったので乾燥させるのにも時間がかかったのですが、主人とふたりの今は、乾燥機付き全自動洗濯機をとても便利に使っています。

 

最近読んだ漫画

www.atorobin.com

 こちらでもご紹介した田島列島さんの別の作品「子供は分かってあげない」を読了しました。

一気に読み切ってしまうのがもったいなくて、数日かけてじっくり読みました。

 

水泳部で「たるんどる朔田」と呼ばれているけど、泳ぐことは好きなサクタさん

おじいちゃんが習字教室を開いている、字がうまい門司くん

生き別れの父親を探すサカタさん、それに協力する門司くん。

高校2年生のふたりが出会って、夏休みに突入します。

 

とにかくふたりの周りのひとたちがいいです。

門司くんのお兄さんで、今は女になっている探偵の明ちゃん。

新興宗教の教祖をやっていた見つかったサクタさんのお父さん。

古本屋の店主で明ちゃんの大家さんの善さん。

サカタさんの友達で、夏合宿にいくふりをしてお父さんに会いに行く工作を手伝うミヤちゃん。

 

この作者さんは、人間をよく観察している方なのでしょう。

おはなしとは関係ないところで、子どもがズリ―と伸びたりしているのを見て

「うんうん子どもってこんな風に動くよね」

などと共感しながら読んでいました。

 

この漫画の各話につけられたタイトルもすごいです。

たとえば

「前向きに後ろを振り返る」

「墨汁しょうちゃん」

「セメント・モリ」

「レッツゴー門司兄弟」

「あの日つけた技の名前を誰にも教えない」

「ジョニーの遺言」

 

元ネタと内容の乖離具合はすごいけど、でもタイトルと内容はちゃんと合っているという奇跡のようなタイトルです。

 

読後感もとてもよい作品でした。

一読をおすすめします。