今週のお題「マメ」
1月も今日で終わります。
寒くて慌ただしい1ヶ月でした。
お正月に出番がなかった黒豆
主人のリクエストで毎年黒豆を煮て作るので、今年も豆を買いました。
ところが今年のお正月は主人の実家で過ごし、息子2人も帰省しなかったため、自分で作る機会を失ってしまいました。
お正月という最善のタイミングを逃し、調理するモチベーションを失ってしまった黒豆を見て、主人に聞いてみました。
「黒豆、材料が余っているけど作った方がよい?」
「よい!」
即答されてしまったので、これは作るしかありません。
まずは調味料を入れた煮汁を用意
水、塩、しょう油、豆と同量の砂糖、あとほんの少しの重曹を鍋に入れて煮立てます。
洗った黒豆を鍋に入れて、一晩置きます。
一晩漬けこむと、煮汁が真っ黒になります。
ひたすら煮る
湧き上がってくるアクをすくいながら煮ます。
ある程度アクがとれたら、落し蓋をしてひたすら煮ます。
主人は黒豆が好きなのですが、「やわらか過ぎず、ふっくらよりはしわが寄っているくらい、煮汁はたっぷり」なものが好みです。
そのため、柔らかくするための重曹は控えめに、煮過ぎないようにして仕上げます。
たっぷりの煮汁も一緒に入れて食卓に出します。
彼はご飯に煮汁ごとかけて食べています。
わたしも黒豆の煮汁は好きです。
のどに良いと、子どもの頃よく飲んでいました。
お正月に限らず、鉄分やカルシウムが豊富で、なによりおいしい黒豆は普段から食べたいです。
いちおう、主人に確認です。
「煮汁は多い方がいいんでしょ?」
「ただ多いだけじゃだめだね。黒豆に合った量の煮汁でないと、わざとらしいからやだ」
うぉ、面倒くさい。
「黒豆があってこその煮汁で、ご飯を半分くらい食べたら、黒豆と煮汁を合わせてご飯にかけて、薄墨色になった甘めのご飯と一緒に食べるのが至上なんだよ」
「な、何かこだわりがあるのね」
「いつもは食べない、甘めのご飯をたまに食べるのがいいんだよ」
「ふーん。むずかしいのね」
主人はいろんなことにこだわりを持っており、なかなかど真ん中を打ち抜けません。そこを打ち抜くためにこっちもこだわりを持って立ち向かっていくのです。
だからいまだに、一緒に暮らすことに飽きることがないのでしょう。