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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

家事改革-主婦が生きていくための必死な時短

わたしは子どもが幼稚園に入るまでは、専業子育てをやっていました。

これはわたしと主人で話し合って決めたことで、子どもが小さい間はいつもそばに誰かがついていた方がいいという考え方です。

 

主人の方が収入が多かったので生活費用供給担当になってもらい、
わたしが子育て&子どもの情緒育成担当になりました。

いろんな育児本を読みました。読んだ方がいい育児本については別にご紹介しますが、シュタイナー博士という人の「七歳までは夢の中」が方針決定に役立ちました。

わたしはこれまで正社員やパート、嘱託、NPO法人などいろいろな職についてきましたが、経験した全部の職業の中でいちばん大変だったのが子育て担当期間でした。

 

幸いなことに、出産後しばらくは主人のご両親が遠いところから来てくれて、いろいろ手伝ってくれていました。

1年くらいしょっちゅう来てくれて、本当に助かりました。

 

そしていよいよ、二人だけで生活を回すことになりました。

わたしが家庭生活の全般を担当することになりましたが、子育てをしながら家事をすることになると、これはもう圧倒的に時間が足りません。

ない袖は振れないので、後に回せる家事から保留していくことになります。

もちろん後に回せる家事をする暇ができることはないので、どんどん後ろに山になっていきます。

その山を見て、疲れて帰ってきた主人が怒り出します。

アウトです。

もう無理です。

さようなら、みなさん。

 

わたしにとって幸いだったことに、主人はそれほどバカではなかったのです。

わたしの様子と子どもの状態、やることの全体を見て、会社から帰ってきてからできる仕事を引き受けるといってくれました。

洗濯と洗濯物干し、部屋の片づけと掃除、食事の後始末など、できそうなものを引き受けてくれたのです。洗濯関連は本当に大変だったので助かりました。

 

最初は怒ってわかってくれなかったのですが、わたしの余裕がまったくないことに気づいてくれたのがうれしかったです。

これで何とか私の生涯いちばんのブラック企業時代を何とかやり過ごすことができました。

 

主人は(以下のろけあり)、いつも冷静でぱっと見冷たい印象なのですが、本当に冷静なんです。

新居にもすぐエアコンを入れ、ぜいたくじゃないかという私を「暑い時に何もできない時間を過ごすより、コストをかけても使える時間を増やした方がいい。暑くなると私は怒りっぽくなるので、それでイヤな思いをさせたくない」と論破してきました。

食器洗浄機が発売されたときも「食器洗浄機は高温で洗うので衛生的だし、使う水の量も手洗いより少ない。食後の片づけは意外に時間を食うので、イチャイチャできる時間が減る」と合理的な説明を展開してきて、すぐに導入に合意しました。

「金で解決できる問題なら、さっさと金を使おう」が主人の言い分です。

 

家事の合理化はその後もいろいろありました。

乾燥器や空気清浄機、ドラム式洗濯機の導入とか、まだいろいろありました。

最近はパン焼き機やルンバの導入が成功事例です。

失敗かな、というのはジューサーとかき氷機かな… いや、これから大逆転で… でもなあ... うーん、有効活用の方策を検討します。

このあたりのメリット、デメリットは今後もご紹介していきます。

 

家庭を運営していくのはけっこう大変です。

できないことをサポートしてくれる手段を導入するのは、会社でいう改善と同じです。

それで浮いた時間は有効に使うのはもちろんですが、余裕があると感じられるレベルまで持っていけるのがベストです。

追いつめられると頭が回らなくなり、近視眼になってまわりがぜんぶ敵に見えてきてしまいます。余裕を持って周りを見ることで、相手を喜ばせたいという気持ちもでてきます。

 

家事を合理化するのは「イチャイチャする時間を増やしたいから」。

主人と読んだ本のことを話し合ったり、映画の感想を言い合ったり、今の社会現象について議論したり、栄養士としての知識不足をなじられたり、仕事で悩んでいる時に相談したり、考えていることをお互いに話したり。

主人のいうイチャイチャする時間は、子どもが独立して出ていった今も、寂しさを感じないほどわたしを満たしてくれています。

たぶんわたしはとても幸せです。