主人と時々「好きなSF小説ベスト10」「好きな映画ベスト10」「人生を変えた小説」などお題を出して、白熱した議論をすることがあります。
そうなると何時間でも話しは尽きません。
ひとりのときでも、ふと自分なりのベストいくつかを考えたりしています。
今回はそんなひとつ「泣ける少女漫画」です。
第三位 「銀河荘なの!」木原としえ
週刊マーガレットに連載中に読んでいました。
4人の麗しい吸血鬼と、そのひとりに恋する女の子の物語です。
最後の最後でどんでん返しがあって、ラストの出会いと別れのシーンで泣けてしまいました。
木原としえ先生らしい、とてもロマンチックな物語でした。
これはSFですね。
第二位 「ジルベスターの星から」竹宮恵子
この作品もラストで胸がいっぱいになりました。
主人公の少年は「ジル」がいる、地球から遠く離れた惑星に行くため、宇宙飛行士を目指します。
彼の夢は叶うのか? そしてジルの正体は?
とてもせつないおはなしですが救いのあるラストなので、そこもまた心に響きます。
第一位 「銀のロマンチック…わはは」川原泉
これはギャグ漫画といっていいのでしょうか。
でも、わたしにとっては何度読み返しても泣ける作品です。
それぞれの事情を抱えた男女が、フィギュアスケートのペアとして世界に羽ばたいていく物語です。
うん、ストーリー紹介として間違ったことはいっていない。
ペアのスケーターの国内での層はとても薄くて、すぐ世界大会に出場できるという描写があったとしても…
全編通して笑える漫画です。
でもあのラストに向かっての展開はずるい。
泣いてしまうではないか。
主人公のふたりとも、とても真剣に生きているのが本当に素敵です。
少女漫画という枠の中で泣ける漫画を探してみましたが、意外と出てこなかったです。
少年漫画の方が、あっという間にベスト10を挙げられそうです。
それはまた次の機会にご紹介します。