今週のお題「お風呂での過ごし方」
わたしは毎日お風呂に入らないと、リセットできないです。
シャワーを浴びただけではダメです。
湯船に浸かって身体を伸ばし、ふうーとため息をついて、やっとほっとします。
一番古い記憶のお風呂はマキのお風呂
家の近くに大きな杉の木があったので、お風呂やかまどの焚きつけ用に、祖母と一緒に地面に落ちた杉の葉を拾っていました。
油分を多く含んだ杉の葉を燃やして、薪に火をつけます。
ぱちぱちと音を立てて燃える火を見ているだけで、温かい気持ちになりました。
灯油のお風呂と銭湯
小学校ぐらいからはもう灯油をボイラーで燃やして入るお風呂になりました。
シャワーもついているし、一気に文明開化です。
低学年ぐらいまでは父と一緒に入っていました。
それと近所にお風呂屋さんもあったので、祖母や祖父につれていってもらった記憶もあります。
銭湯といえば、大きな計りとマッサージ椅子がありました。
壁には首を振りながら風を送る扇風機が取り付けられています。
風呂上りには定番の瓶牛乳を買ってもらって飲みました。
わたしはコーヒー牛乳派で、5回に1度ぐらいフルーツ牛乳を飲んで
「ああ、やっぱりコーヒー牛乳にすればよかった」
と後悔するのが常でした。
温泉はいい!
大きくなって、温泉に連れて行ってもらうようになると、24時間、いつでも入っていいというシステムにびっくりしました。
朝ごはん前でも、朝ごはん後でも、旅館に着いてすぐでも、深夜遅くでも、チェックアウト直前でもお風呂にはいれるんです。
お風呂も外にあったり、変なにおいのお湯だったり、白い濁ったお湯だったりと、ほとんどアドベンチャー感覚です。
歳をとってくると、温泉につかっていると、家の湯舟よりはるかにゆったりとでき、疲れやら何やらがとれていくのがわかるようになりました。
温泉に行きたいのですが、今はコロナ渦で行くことができません。
コロナが落ち着いたら、どこかの温泉に行ってゆっくりしたいです。
そして子どもが生まれてのお風呂タイム
子どもが生まれてからしばらくの間は、ゆっくりお湯に浸かる余裕がありませんでした。
子どもの身体を洗って、拭いて着替えさせて。
長男が6つぐらい、次男が3つぐらいの時です。
長男と次男がお風呂に浸かっている間に、わたしは速攻で頭を洗っていました。
するといきなり長男の叫びが。
「おかあさん! 〇〇(次男)がくるくる回っている!!」
「えええ!」
みると次男が湯船に沈んでくるくると回っていました。
「たしかに!」
慌てて引き上げると、大きな声を上げて泣き出してくれて、ほっと胸をなでおろしました。
ほんとに子どもは目が離せません。
長男がいてくれなかったからと考えると背筋が凍ります。
次男には水難の相があるのか、小学生になってから庭にある池に落ちたことがあります。
家族の見ている前で、大量に降った雹(ひょう)で隠れた池を、長男の真似をして飛び越えようとして、みごとに池にはまってしまったのです。
ちゃんと一番深いところに落ちて、首まではまりました。
主人がすぐに助け上げて、お風呂に直行です。
さいわい命には別条ありませんでしたが、これも心臓がギュッとなる思い出です。
彼にとっては、これもお風呂の思い出になっているかもしれません。