毎日の食事を作っていると、ふといつもとちょっと違うことをしたくなります。
味付けや、盛り付けをいつもはしないようなものにしたり、食材の切り方を変えてみたり。
作り方も手順の前後を入れ替えたり、ひと手間掛けたり、逆に手間を掛けなかったり。
「料理は応用力!」
わたしのモットーにしている言葉です。
その時々で「あ、今日はこうしよう!」と使える料理のヒントをご提案していきます。
どれかひとつでも試していただけたらうれしいです。
今日はカツのおはなしです。
トンカツ、鶏カツ、どちらもおいしいですよね。
普通、カツを作るときの手順はこんなです。
① 肉に塩・こしょうをふる。
② 全体に薄力粉をつける。
③ 溶き卵をくぐらす。
④ パン粉をつける。
⑤ 油で揚げる。
でも、たとえばこんな風にしてもおいしくできます。
① 肉に塩・こしょうをふる。
② 溶き卵に薄力粉を混ぜて、「どろ」を作る。
※「どろ」に味噌や粉チーズを混ぜてもおいしいです。
③ パン粉をつける。
④ フライパンに並べ、肉が半分浸かるくらいの油を入れ、ひっくり返しながら揚げ焼きにする。
ひと作業減りました。
油の量も少なくなったので、後始末も楽です。
もっと楽にしたい?
それならこんなのはいかがですか。
① ポリ袋に肉を入れ、塩、こしょうをふり入れ、手で外から揉む。
② ①に薄力粉を加え、袋の口を手で握って上下にふる。
③ 溶き卵を②に投入。同じように全体に行き渡らせる。
④ 最後にパン粉を入れて、袋の上から押し付けるようにしてつける。
⑤ フライパンで揚げ焼きにする。
手も汚れない、洗い物も少なくなりました。
どれを選ぶか、その時の気分と余裕のあるなしでお決めください。